K・Yの通学の成り行きと、屍と化す20代

「今日はどうだった?」
 T・Mがネクタイを緩めながら尋ねてきた。T・Mは学校の日は帰ってから着替えるのが面倒らしく風呂に入るまで制服で過ごすことが多い。
「一日中草刈りで、ご覧の有り様」
「なるほど。完全に休みボケだな」
 私達の働きぶりを切って捨てるように言い表すと、T・Mは得意げな笑みを浮かべながらプレハブハウスに戻っていった。
「S・KとK・Y。明日は頼む。見てのとおり、俺達は今まさにお前が言ったように屍状態だからな」
 寝転んだまま泣き言を言いながら重病人を装うN・T。私は陰でT・Mに見下されている理由が少しだけわかったような気がした。
N・Tの冗談にS・Kは「なんすかそれ」と笑っていたが、K・Yは呆れ返ったように嘆息を漏らした。K・Yは相変わらず何を思っているのか分からない男だ。
K・Yは道場に来る以前は不登校だったようだがT・MやS・Kという、ややクセのある面子に触発されて最近になってS・Kとほぼ同時期に編入して同じ学校へ通い始めたのは至って自然な成り行きだったのかもしれない。マカサプリ

K・Yの通学の成り行きと、屍と化す20代